エピローグ

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理子side 相模 理子 17歳。 私の好きな人、いや、初めての彼氏。 田上 悠斗  通称、悠ちゃん。 22歳、23歳の誕生日にはチョコレートケーキを一緒に食べるの! 今日、私は、悠ちゃんの彼女になりました。 私の気持ちは、とうとう悠ちゃんへと届いたのだ。 六歳上の、隣に住んでた悠ちゃん。 大好きで、大好きで、いつか隣を歩きたいとそう願った、私の大好きな人。 私を好きだと言ってくれ、その手に抱きしめ、 甘いキスをしてくれる。 私の大好きな悠ちゃん。 この恋をあきらめないで本当によかったと、心から思う。 ありがとう、悠ちゃん。 「悠ちゃん、大好きだよ」 「ーーーー知ってる」 「理子……」 「ん?」 「俺も好きだよ」 「知らなかった……」 「だよな、今日から、知っとけっ」 「うん!」 「そうだ、理子」 「ん?」 「お前……、もうあの先輩やらと、手、繋ぐなよ」 「……」 「次は許さん」 「……」
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