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「嫌よ。私は今から寝るの。
眠くて眠くてしょうがないんだから…」
「ならスキマで送ったらどぉだ…!
んな便利な能力、使わねぇとか阿呆だろ…?」
「阿呆は貴方。
瓶に入ってるのにスキマで送ったら、スキマから出た瞬間に割れちゃうでしょ」
……………………ッツ。
とことんコイツは俺にやらせてぇよぉだなぁ…!
本当に糞めんどくせぇヤロォだぜぇ…!
「というわけで、ハイ♪」
言って、渡されるのは酒瓶。
なんだってこの俺が…!
「おい待てゴラ…!
俺はまだ行くなんて一言も言ってね―――!?」
「good-bye♪」
瞬間真下に現れるスキマ!
当然、俺は逆らえずに落ちていく!!
「糞女ぁあ!結局スキマ使ってんじゃねぇえかぁああぁぁぁーーーーー――――――……………」
ドカッ!という音と共に、俺は見たこともねぇ場所に落とされた。
「痛ぅ……!」
見ると、目の前には糞長い階段。
博麗神社の比じゃねぇ…
あれよりも明らかに高ぇゃなぁ…?
「こんな階段登ってけってのかぁ……?
帰ったらぶっ殺してやる…!」
酒瓶を片手に、仕方無しに登り始める。
本当に苛々すんぜぇ…!
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