不良のおつかい♪

3/34
476人が本棚に入れています
本棚に追加
/1021ページ
「嫌よ。私は今から寝るの。 眠くて眠くてしょうがないんだから…」 「ならスキマで送ったらどぉだ…! んな便利な能力、使わねぇとか阿呆だろ…?」 「阿呆は貴方。 瓶に入ってるのにスキマで送ったら、スキマから出た瞬間に割れちゃうでしょ」 ……………………ッツ。 とことんコイツは俺にやらせてぇよぉだなぁ…! 本当に糞めんどくせぇヤロォだぜぇ…! 「というわけで、ハイ♪」 言って、渡されるのは酒瓶。 なんだってこの俺が…! 「おい待てゴラ…! 俺はまだ行くなんて一言も言ってね―――!?」 「good-bye♪」 瞬間真下に現れるスキマ! 当然、俺は逆らえずに落ちていく!! 「糞女ぁあ!結局スキマ使ってんじゃねぇえかぁああぁぁぁーーーーー――――――……………」 ドカッ!という音と共に、俺は見たこともねぇ場所に落とされた。 「痛ぅ……!」 見ると、目の前には糞長い階段。 博麗神社の比じゃねぇ… あれよりも明らかに高ぇゃなぁ…? 「こんな階段登ってけってのかぁ……? 帰ったらぶっ殺してやる…!」 酒瓶を片手に、仕方無しに登り始める。 本当に苛々すんぜぇ…!
/1021ページ

最初のコメントを投稿しよう!