曖昧な二人

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*後書き* 本編のちょっとネタバレです。 梓と隼人が抱えるものが、少しだけ垣間見えるかもしれません。 梓はただ、へらへら笑っているわけではなく、悩み、苦しむ姿を決して見せないだけです。 悩みを抱えて、しかし、それを話すことで決意が揺らぐ――そんなところがあります。 本当は、消えてなくなりそう。泡沫、または蜻蛉。 そう例えられるくらいに脆い。 梓を最初は「嫌いだ」と言った隼人。しかし、次第に梓が抱えるものを知り、隼人も梓も惹かれていく……でも、想いを告げたら守りたいものが儚く消えてしまう。 だから、言わない、言えない――。 そんなもどかしさを描写していきたいなあと思います。 読んでくださった方、ありがとうございます。 香織
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