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そして、自身の御挨拶をおもむろに創作した。
「明か沙汰!」
意味は世界平和の明るい便りである。
この御挨拶はなぜか衆生に大いに受け入れられた。
宇宙座標からの御挨拶の朝「おはよう」も昼「こんにちは」も夕「こんばんは」も別れ際「さようなら」にも、
「明か沙汰」で通じるようになり、金一封は覚知の人の物となった。
また、覚知の人は大変尊ばれた。
そして明か沙汰はあいうえお50音に基づいて、
「明か沙汰な(世界平和の明るい日々の便りが来て)
浜除和んいき(浜の波の難を転重軽受してなごみ)
七(南無妙法蓮華経の七文字と)に日見(太陽を眺め)
イリー(合掌・唱題しています)
有宮捨つぬ(宮殿を捨てられましたが、心の宮殿があります)
不無ユルーエ(そう、ゆったりとくつろいでください)
消せて音経(悩まないで唱題しましょう)
メーレー(皆成仏の仏勅・諸天への大号令)
御去祖戸の(先祖供養の)
歩も因ろを(歩みも皆成仏の因になりますよ)
あかさたな
はまやらわんいき
しちにひみ
イリー
うくすつぬ
ふむユルーエ
けせてねへ
メーレー
おこそとの
ほもよろを」
という短い御経にまでなって、御取立てにも与れたとさ。
縦々横々丸書いてちょん、
笑って清井。
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