第一章・縁談、そして家出!?

3/4
前へ
/5ページ
次へ
そして、今年がその輿入れの年に当たり、今年で18歳になり、フェルエリ家の長女であるアナスタシアに白羽の矢が立ったのだ。 しかし、家のためであり何よりも王家との縁談とあれば、アナスタシアも納得せざるを得ない。 それよりも…… 「ところで父様。 その縁談というのは、いつですの?」 「あぁ、3日後に相手との顔合わせを兼ねての夕食会と舞踏会がアルモルドで行われる。 その準備を今日からしなければ…」 「明後日!?そんなすぐに!?」 とんでもない答えに、アナスタシアは自分の耳を疑った。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加