17人が本棚に入れています
本棚に追加
赤髪の少年が悠の髪を掻き上げうなじに噛み付いた。
悠は体をびくつかせた。
生温いものがうなじについて、首筋を伝った。
奇妙な感覚だった。
欲情されるコトは慣れていた。
中3の時よく知らない男に犯されてから抱かれる快感を覚えた。
しかし、犯され始めてしばらくすると悠は睡魔に負けて犯されている最中だというのに寝てしまった。
悠からしたら同年代のお子様の相手なんかは生温かった。
そんなもの蚊に刺されたようなもんだった。
「おい、起きろ。」
そして、少年に起こされたのは明け方28時…4時だった。
目を擦りながら悠は体を持ち上げた。
「ん~、まだ眠い……」
無意識にそう呟いた。
その仕草は少年達の目に愛らしく映った。
「っ!」
黒髪の少年が赤面しているのが悠の視界に入った。
「どぅしたの?」
悠は身を乗り出して少年の顔を覗き込んだ。
白い肌が美しく光り誘惑してくる。
「バッ、馬鹿!服着ろよ!」
脱がして犯していた人が言うのには中々ひどいものがある。
「腕……解いて?」
悠が縛られた両手を少年に差し出した。
それがトドメだった。
黒髪の少年は仲間の目も忘れ悠に抱きついた。
「わぁっ!!」
悠は少年の体重を支え切れずバッタリと後ろに少年もろとも倒れた。
最初のコメントを投稿しよう!