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靴をぬいでそっと床に足をつける。
ギシと床板がきしむ。
太ったか?
呑気な事を考えながら悠は階段を猫のように静かにそして尚且つ滑らかに登った。
自室のドアの蝶番に目をやる。
そこにはシャープペンの芯が一本挟まっていた。
それを確認すると悠はシャープペンの芯を拾い扉の向こうへと足を踏み入れた。
部屋は悠が最後にみた時と何一つ変わってはいなかった。
誰も入って来てないな。
そして悠はベッドに倒れ込み意識は消えていった。
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