とあるメガネザル

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「おぅ、愛しの妹よ。どこかへ出かけるのか?」 クリスチーネに話しかけてきたのは、店番をしていたクリスチーネの兄だ。 クリスチーネの兄は『練馬四天王』の1人であり、地球最強の生命体とも呼ばれている。 「 ええ、そうよ。これからメガネザルに…」 と、言いかけてクリスチーネは思い付く。 どうせ観察するなら、面白い方がいいじゃない…。 「ん?メガネザルがどうした?」 「その…メガネザルに…」 すかさずクリスチーネは目薬を取りだして目に数滴足らし、兄に背を向ける。 「言えないわ……。」 「お、俺様の妹に……ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 クリスチーネ兄は背中から釘バットを取りだし、凄まじい勢いで走っていった。 ちなみに、クリスチーネは目の前で堂々と目薬をさしていたが。 「ふふふ…計画通り…。」
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