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｢ハルチャン！ハルチャン！
今日、病院でわかったんだけどぉ～
美咲ちゃんとこぉ～
男の子らしいわよぉ～？｣
仕事から帰ったら
興奮したお義母さんが
待ってましたとばかりに擦り寄ってきた
｢へぇ～よかったじゃないですか～
男の子欲しがってましたもんねー｣
夕飯の支度をしながら話す
｢慎吾ちゃんに似たら厳しいのかなぁ～？｣
｢お義兄さんの子なら……
生まれた瞬間から
しっかりした子かも？
『お母様、そろそろ時間なので
ミルクを御願いできませんか？
個人的には
おっぱいを飲みたいんですがー……』
…………みたいに～～？｣
二人で笑いながら
赤ちゃんの話しで盛り上がる
煮物を半分貰ったから
サラダを半分あげた
「慎吾ちゃん
厳しいパパになるんだろうなぁ～」
「そんなことないですよ
お二人とも
世界一優しいですから……
大丈夫でしょ～？」
この日、ユウの名付け親が
10歳のお義兄さんだというのを知った
……正確には10歳になる少し前
9歳……と言う
すごい小学生だったんだなー
やっぱ、お義兄さんって
昔から、子供じゃなかったんだ～って思った
｢性格悪いのが
また増えるんだー
うへぇぇーーーウンザリー！｣
ユウが、また悪態を…
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