プロローグ

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そこにあるのは 綺麗なゆり畑。 私はそこにみんなに紛れて揺れていた。 けれどある日。 見知らぬ青年がやってくる。 青年は私に希望をやった。 私は段々と綺麗に成長した。 憧れた。 蒼い百合に憧れた。 蒼い百合になりたかった。 そう。 彼の中でだけでいい。 華やかな色に囲まれた、たった一輪の… ―――一輪の蒼い百合に
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