第1章 突然の別れ

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_________ このときの私には想像もつかなかった。 まさか、あんなことになるなんて・・・。 今思い返せば、私が神様に見放されたのはこのときからかもしれない。 普段の平凡な生活に飽きていた。 新しい面白いことを探していた。 でも、それが間違っていたんだ。 平凡に生活できることが、どれだけ幸せなことか・・・。 それは、当時の私にはわかるはずもない。 何せ、自分は幸せどころか、不幸だと思っていたからだ。 私はすべてにおいて平均またはそれ以下。 それにつまらなさを感じていたのかもしれない。 いや、自分より上の人間に嫉妬していたのだ。 なんとつまらない人間だろう。 このときの私は、いろいろな意味で、最低なやつだった。 __________
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