第1章 突然の別れ

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何故だろう。 今更になってから涙が溢れて止まらない。 お母さん達はどこに行ったんだろう。 聞くの忘れちゃった… 呆然と立ち尽くして涙をぽろぽろ流していると、家の電話が鳴った。 ビクッと反応しながら電話にでると、 『もしもし。桐谷さんのお宅ですか?』 「はい…」 『あの、今日桐谷さんが会社に出社して無いんですが、何か知っていますか?』 「わかりません。」 それからお父さんが帰ってくることはなかった。 だけど、私の貯金通帳には、膨大なお金が振り込まれていた。
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