一章

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さっきから話してるこいつらは俺の幼馴染み。 「たっ君は相変わらずしっかりしてるよねー」 女の方は幼稚園からの付き合い“咲下 杏里(サカシタ アンリ)”。 ちょっと五月蝿い奴だけど根は良い奴だ。……多分…… 「そりゃどうも…でも俺は鏡夜の方がしっかりして………まともだと思うぜ?」 あ、カチンってきた… 男の方は小学からの付き合い“狩野 巧也(カノウ タクヤ)”。むちゃ毒舌。だけどしっかりして、俺等の兄貴みたいな存在だ。 「もうどうでも良い… んで?今日はどした?」 「遊びたい!!」 杏里は子供のように笑い、そう言った。 「うん、そう言うと思ってたよ」 どうやら巧も俺のように杏里の遊びに巻き込まれたらしく、何が目的で俺の家まで来たか知らなかったらしい。 「んで?何処行く?」 俺は答えはわかっているが取り敢えず聞くと杏里はさっきより笑顔で 「カラオケ!!」 「「うん、そう言うと思ってたよ」」 、
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