一章

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「何処のカラオケ行く?」 後ろ向きに歩きながら杏里が言った。 因みに杏里が俺達の前で歩いている状況だ。 「ヤンパラでよくね?近ぇし。安いし。」 巧は携帯で地図を見ながら言った。 「あ、俺会員だから安くな…ッ!?」 安くなる。そう言おうとした瞬間、頭のなかに映像が流れた。 ――ほら!!きょう君、たっ君、速く!!―― ――転けるなよ?―― ――大丈夫大丈夫!!―― ――杏里ッ!!危ない!!―― ――え?ッ!?きゃぁぁぁ―― 、
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