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★side 望★ 「あ~、もう、めんどくさい!」 私はポリポリと頭をかく。 勉強なんてもうウンザリ。 勉強するより探偵ドラマみた方が面白い。 「だいたい、別に勉強しなくても成績いいし~…」 といって机に転がっているマンガを読み始めたとたん。 「望様!!!」 くっそ、見張りいるの忘れてた。 「夏実~、探偵ドラマの時間~!」 「今日の課題が終わるまでダメです」 ちっ、つれないやつめ。 いつもなら後でまた勉強してくださいね、なのに。 父さんもなんか怪しげになんかしてるしさぁ…。 「夏実~」 「はい」 「今日みんな怪しいんだけど」 「へっ!?なんのことでしょうか?」 夏実さえも怪しい。 うちのいえはどーなってんだか。 ───リリリ、リリリ。 電話がなっている。 ん、まて。
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