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私は急いで受話器をとる。
「もしもーし、美羽??」
『さすが、望ちゃん!!わかったんだ!!!』
「わかるよぉ～
で、どうしたの??」
『……今から学校来れるかな!!?
緊急……事態なんだ…』
「え、あ、なにがあった!!?」
『後で説明するから早く学校来て…お願い、私たちじゃないと、できないの…』
私は少し戸惑ったが…
抜け出したら勉強しないでいーじゃん??
それなら行った方が得じゃん??
「…わかった」
受話器をそっとおくと、私は足音をなるべくたてずに玄関へ向かう。
ばいばーい♪
って心の中で呟きながら、大きなドアをそっ、と開けた。
これから、どんなことが起きるかなんて想像もしないで。
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