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俺は何気ない学園生活の三年目を送っていた。
最初のうちは気がどうかしていたのだろう………、『彼女が欲しい』などと思い手当たり次第に告白したりした。
勿論返答はいつも、
「ごめんなさい」
など、一言だった。
勿論周りの女子は、そんな俺の事を
『彼女誰でも良いんじゃん、うわ~……キモッ、マジでクズじゃん。アハハハハ』
など、罵倒で済むなら良いものの、最近ではよくあるいじめのパターンが多く学校にいくといつも何かしら無くなっていた。
「男女のペアでやれ」
などの先生の嫌だけどやらないといけない発言も、世界が俺を取り残したようにどんどん周りから人間が居なくなったりするのも日常、最近では休み時間なんかもそれが起こったりする。
そんな俺の日常に革命が起こった。
秋、受験勉強に皆が本腰を入れ始める頃、勉強をしなくても常人以上の高校に入れる俺は家でアニメソングを聴いていた。
「ちょっと、音楽ばっかり聴いてないで勉強しなさい」
母親のこんな普通の発言もいつも音楽と一緒に流していた。
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