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「あいつは、どうでも良いんだよ!だいたい女に興味はねぇ~よ」
「あんたね……折角深雪ちゃんがあんたに会いに来てくれたのに」
「家に上げるなよ」
特に、俺の部屋にはあいつを入れたくない。
「わかった、言うてくるよ?鍵は開けておきなさいよ」
言い終わると、母親は玄関に向かう。
鍵閉めるなって、家に上げる気満々だろ……
俺の部屋は二階に有るため、扉の鍵を閉め、漫画を読み始める。
「おい!開けろ……鏡邪(きょうや)!」
俺の名前は柳瀬鏡邪(やなせきょうや)
麻華は開けようとしているのだろうが、鍵を閉めているので入れない。
勿論部屋に入れないように鍵をしているのだから、開いてはダメなのだが……
「開けないならこのドア蹴破るぞ」
「お~…やれるもんならやってみろ、てめえがいつも壊すからドアのを強化プラスチックにしてるからな」
「じゃあ、蹴破っても文句言うなよ」
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