幼馴染みが彼女になったらすごいよね

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蹴破れないと思い、部屋にあったポテチをあけて食べ始める。 バギッ 強化プラスチックのくせにまったく強化されてねぇ~じゃねぇ~か!! 「ふん!あんなもので私の侵入を防げると思うなよ」 「いや、もういい加減ドアを壊すのやめろよ。家が破綻する」 こいつに扉を壊されたのは今年で32枚目だ。 「いや、お前がドアの鍵を閉めるからいけないと思うんだが」 「で?何か用か?」 いつも、用事が無いのに俺の家に来るが、ドアを蹴破る時は大抵何か用があるときだ。 「あ……あ~、ちょっとね……女らしさを出すために………彼氏が欲しいんだけど」 「ごめん……最後が聞こえなかった」 確か、蚊がどうかしたって。 だいたい今は秋だっつ~の。 「だから……私と付き合って欲しいんだけど」 「いいけど、どこに行くんだ?職員室?」 「いや、そう言う意味じゃなくて……私の彼氏になって欲しいんだけど」
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