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「鏡邪……それならこっちにも考えがある」
「おう、何だ?俺を説得できるような考えとは」
どうせろくな……
「………!?……」
いきなり麻華の顔が近くにあると思ったら、次の瞬間には唇が重なっていた。
「私のファーストキスを奪ったんだから付き合えよ?」
「あ………あぁ」
もう頭の中も真っ白……いや、黒が好きだから真っ黒だ。
答えたことがぼんやり頭の中にのこっている程度だ。
「ありがとう。じゃあ明日買い物に付き合って欲しいのだが」
「明日は学校じゃないのか?」
「あぁ~…有ったが……そうだ!明日は一緒に学校行こうよ!!」
「それは駄目だ、買い物には付き合うから明日は別々に学校に行く」
俺みたいなクズと一緒じゃあ、こいつまで悪影響が及びかねん……。
「鏡邪の考えていることはわかるが私は気にしないぞ?」
「良いんだよ、それと学校でも話しかけて来るなよ?」
「付き合ってるんだからい……」
「駄目だ!明日学校が終わってから家にこい。」
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