2章

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そうこうしているうちに太陽は夕陽に変わっていった。 あたし達は30分後に近くのコンビニに集合する約束をして一時解散した。 着替えている最中、 「沙奈!どの子が一番良かった?」 「え?あ、あー、うーん…友達と遊んでる感覚だったからそーゆー対象はいない…かな」 「そーなんだ。」 「そーゆー蘭はどうなの?」 「あたし?あたしはねぇ…泉君…かな。へへ。良かった、沙奈が好きなんじゃないか不安だったんだ、実は…」 「いつからなの?」 「ん?遊んでる間だよ~!ほら、ビーチバレーの時!」 「そっか、頑張ってね!」 「うん、ありがと!!」 そう言った蘭は本当に嬉しそうであたしまで嬉しくなった。 …蘭の事だから本当は会った時から気になっていたんだと思うな。 でも言わなかったのはもしかしたらあたしが好きかもしれなかったからだと思う。
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