2章

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「お待たせ!」 蘭は何も聞いてない素振りを見せてそう言った。 「何話してたの?」 あたしは亜希君に聞いた。 「ん?まあ、これからの楽しみにしてて?」 …あながちウソではないけど… 「これからどこ行く?」 蘭は弾んだ声で泉君に聞いていた。 「ああ、そうだな。どうするか?」 すると泉君はさも楽しそうな声で、 「俺等の秘密知りたい?」 とあたし達に聞いてきた。 あたしと蘭は即答で 「「うん!」」 と答えた。
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