少年は存在否定をされた。

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:間渕高良: 退屈な毎日は… 本当にあるんだなと理解 した時には 俺は1人になっていた。 俺は間渕高良。 麻木乃高校の1年生だ。 俺は生まれつき体が 弱くて入退院を繰り返していた。 顔立ちがよく…病弱だったせいか俺は浮いた存在になっていた。 この学校に来て1ヶ月… この空気に耐えられなくなってしまった俺は教室に行かなくなった。 人に心を開けなくなって 毎日空き教室に通っている。 今日は目覚ましが鳴らなかったせいで昼方に学校に来た。 遅刻しても誰にも怒られない。 俺は購買で買った メロンパンとコーヒーを 持って空き教室に向かった。 空き教室の前の廊下を 歩く…。 ここは新校舎のほうだから人が居たとしても…2年と3年の生徒だけ。 誰も俺のことを知るやつがいないから楽に過ごせる。
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