Chapter1

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恐らく、人生で最初の挫折だ。 私は今まで、受験というもので失敗したことは一度も無かった。 中学も高校も、受験校の合格通知は全部とは言わないまでもほとんど当たり前のようにもぎ取ってきた。 だから大学も今まで通り… うまくいくだろうと思っていた。 私の第一志望校は、実家から程近い場所にある某国立の三橋大学。 三橋は立地条件・周辺環境は言うまでもなく、授業カリキュラムも非常に魅力的な学校。 そこに通って、ゆくゆくは法曹になるのが私の夢。 …受かる気満々だった。
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