彼とあたし。

「ぼ、ぼ、ぼ、

僕と、付き合って下さいっ！！」

「あー、えっと、

ごめんなさい…」

今日は、月曜日。

そしてまだ朝、、、

なのに、もう２回も知らない他人に謝るあたし。

ほんと、やめてほしい。

「あ、え、えっと、、、

なんで…かな？」

いや、なんでって、、、

そんなことあたしにいわれても困るし、、、

「あたし、好きな人がいるんで」

はい。 ごめんなさい。
あたしに好きな人なんていません。

でもこれが一番、無難な断り方、、、だと思う。

てゆうか、この断り方以外を使ったことがない。

「そ、そそ、そっかぁっ！！

朝からすみませんでしたっ」

そうゆうと、走って逃げるように去って行く男子、、、

「教室、戻ろ」

いつまでもここに留まる気はないので、そう呟いてあたしは教室へと向かった。