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貴方へ。
伝えたい事が多すぎてまとめられないから短くてごめんね。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
未だに貴方の声や温もりがすぐここにある。
『行ってきます』
『ただいま』
『どうしたん?』
優しい少し高めのあたしを呼ぶ声。
テレビを見る時あたしの背中を抱き寄せて包み込むように座ってくれた温かさ。
ほんの少しの事だけでも飛び上がるくらい喜んでくれる純粋さ。
泣き虫で弱虫だけど、片時もあたしの事を忘れないでいてくれる愛の深さ。
色んな世界や様々な事があるんだと沢山教え、経験させてくれた貴方。
貴方が紡いでくれた愛の詞は総て真っ直ぐで、温かくて、心に沁みて、忘れられなくて。
未だに涙をこらえるのが精一杯で。
でもどんどん溢れてきて。
会いたいと何度も何度も思うけれど。
きっとまた離れられなくなるのがわかるから。
弱い自分に鞭打って強く生きていかなきゃいけない。
負けそうになるけれどもう甘い場所には戻れないのだから。
最後に。
貴方がつけてた香水はあたしを虜にしたよ。
あの香りは貴方そのもの。
他の人がもしつけていたらその人をあたしは怒っちゃうかもね。
本当にありがとうございました。
貴方がみていた未来はどんなだったのかな……
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