序章の中のプロローグ

2/7
375人が本棚に入れています
本棚に追加
/55ページ
二段ベッドの上、暖かな敷き布団と掛け布団の間でモゾモゾと動く。 あー。この起きる前の夢とも現実ともつかないこの時間が幸せだ。モゾモゾしていた足を少し上に上げる。空いた布団の隙間から布団外の空気が流れ込んでくる。 う~。さぶぅ。 思っていたより冷たい空気だった事に驚き、身体を縮混ませて布団に頭まで閉じこもった。 あれ? 冷たい空気で少し冴えた頭が動きだす。 夏だよな?今? あんな布団外が寒いなんてどうしてだ? 、
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!