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「ラパス・ミールがどうかしたのか?」
私は疑問に想い、訪ねてみた…
すると、少し寂しそうな顔をして言った…
「実は…この付近で飼っていたラパス・ミールが居なくなったんです。」
その子はいいずらそうに言った…
「名はなんと言う?」
「ユリアスです…ユリアス・エリムグレー」
「私はリリアス。リリアス・エリムサードだ。」
!!
その子は驚いたような顔をして言った…
「エリムサードってあの有名なエリム家の?」
「あぁ…君は、あのエリムグレー家の氏族か?」
「はい…」
その子は気まずそうに言った…
「そうか…それにしても、名前が似ているな…そう思わぬか?」
「え?
あっはい!」
「で、ユリアス君。君は何故この付近でラパス・ミールを飼っていたんだ?」
「それは…」
「君もこの連華学園の生徒なら校則を知らないわけではないだろう?」
「っ!」
「まぁいい…まずはラピス・ミールを見つける事が先決だ…」
ユリアス君はほっとしたように胸を撫で下ろした
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