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イ、イケメソ、だとっ?
しかも狼先輩とも、紅とも違うタイプのイケメソだ。
狼先輩は、爽やかな体育会系っぽい感じ。紅は、一匹狼(つまり不良)っぽい感じ。
それに比べて千崎先輩は、大人っぽい、クールな感じのイケメソだ。
かっこいいな………雰囲気も口調も落ち着いてて…
狼『じゃあ、作業再開!』
俺がぼーっと千崎先輩を観察していると、狼先輩がそう言った。
それと同時に、荷物を運ぶ作業が再開された。
*
赤司『結構早く終わったな…』
一通り荷物を運び終えた。
「狼先輩と千崎先輩、手伝ってくれてありがとうございました…」
赤司『………なぜ狼は下の名前なのに俺は名字なんだ?』
狼『あー、確かに……赤司も下の名前でいいと思うよ?』
「で、でも……」
なんか、赤司先輩と呼びづらい…
赤司『別に…どっちでもいいが、狼が名前だったからな……俺も下の名前でいいんじゃないかと……』
か、可愛い……
「じゃあ、赤司先輩。ありがとうございました…」
そう言うと、赤司先輩は照れくさそうに顔を背けた。
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