86人が本棚に入れています
本棚に追加
それから何年たっただろうか……
俺は、私立帝学園(ミカドガクエン)。幼等部から高校まで、エスカレーター式の学園に入学した。
姉の話を聞く限り、どうやらここは男子校らしい。
ったく、なんで俺が……学校なんか行かず、ニート生活満喫するつもりだったのに……はぁ…
─────────────────────────────
ー遡ること一週間前ー
姉『いい和歌兎、あんたは来週から帝学園に行くのよ。これは決定事項、あんたに拒否権なんてないから。』
俺が問いかけようとしたことをすべて先に言ってしまった。
エスパーか?この人は…
とりあえず気になっていたことを一つ……
「何でだよ、折角ニート生活を満喫してるのn…『黙らっしゃい!あんたは帝学園に入学するの!文句ある?!』大ありだばかやろー……」
人の言葉遮るなよ………
姉『しょうがないわね、最初から教えてあげる……』
姉の口から出てきた言葉はあまりにも放送禁止すぎるためまとめよう。
・帝学園は男子校
・紹介してくれたのは俺を助けてくれた警察官の人
・俺は腐女子である姉のために入学させられる
………ふ、ふざけんなっ……
俺は施設に預けられてからすぐ、岡野と言う家族に引き取られた。理由は母さんの一目惚れらしい。
岡野家は一家全員腐った人たちらしい。
母→腐女子
父→腐男子
姉→腐女子
………どういう家庭だよ…
この人たちが原因で、俺も腐男子になりかけている…
最初のコメントを投稿しよう!