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銀の鎧を来た男。この人達は一体誰なのだろう。強い恐怖がシャナを襲った。
「獣人と人間の婚約は規則違反。よってお前には死んでもらう」
一人の鎧の男が槍を向けた先、そこには…。
――――父の姿があった。
「お……父…さ…ま…」
父は歯を食い縛り、今にも相手を殺しそうな殺気で、鎧を着た男を睨み、母を守るように抱き締めている。
「い…や…」
声になっていない声が唇から漏れだす。目の前の状況を受け入れられなかった。
「妻に何かしたら許さない!」
「黙れ………獣人などと添い遂げるなんて気が狂ったか?この外道が!」
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