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「ここね…私達の戦場はっ!!」
そう言って1階の多目的室の前に俺と美華が立っていた。テンションの差は…言うまでもないだろう…
「場所知ってんだろ!あと『駄弁り部』には戦争臭は皆無だ!」
「空気読めないヤツって嫌われるよ」
「自己中はもっと嫌われるわ!」
「ごちゃごちゃ言ってないでいくよ!せーの!」
美華は思い切りドアを開け、仁王立ちで構えた!
「頼もう!」
「お前が作った部活だろーが!」
「あ、そうだった」
きょとんとする美華。どうやら本気で叫んだらしい。
こんなしょっぱな変な事して部室内の部員達に申し訳ない。
と中を伺ってみると…
「くせものじゃー!であえであえー!」
「ジャ○プもなかなか見所あるわね。ナ○トとサ○ケのペアなんか……ハァハァ」
「こ、ここは何処ですかぁ?…ぐす」
…見事にカオスだった。
しばらくこの状況を見つめていると…
「初めての部活に感動して言葉も出ないの~?」
と美華が言った。どうやらコイツは頭がだいぶキちゃってるらしい。どっかの精神科の病院を進めてやるべきか。
「この状況を説明してくれ」
1人泣きそうだし。
「私の知り合い!」
「全て納得がいった」
天国のおばあちゃん。今日を持って俺の高校生活から平和の2文字が消滅したよ。今まで見守ってくれてありがとう。
そう空に向かって報告し終わると同時に美華が
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