Prologue

2/3
32人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
「痛っ……」 なんだってんんだ、人が気持ちよく寝ていたってのに……。 俺は頭を掻きながら周りを見る、真っ白な空間が広がっており、壁や床などは無いのに、俺は立つことができる。 よくある異世界転生物か? 俺が悩んでいると、女性の声が聞こえた。 「よくある転生物で、間違い無いですよ」 俺が目の前を向くと金髪のストレートが腰まであり、サファイアのような美しい瞳をした女性がいた、女性は白い布を上手く服にして着ている。 「んー、と、アンタは天使か?それとも神か?」 「私は神ですね、天使と呼ばれる者たちは創造していません」 「へー、天使見てみたかったんだけどな」 「いわば貴方が天使になるんですよ?」 「ん?どういうこと?」 「私は世界の管理をしてきましたが、一人での限界を感じ柔軟な思考をもった者を、異世界に送ろうと考えました。天使とは神の使者なんです」 「なるほど、それが俺だと……」 「はい、山田幸助さんにはこれから転生してもらい、魔法科学世界ラグナロクに行ってもらいます」 「ラグナロクねー、大層な名前ですこと……」
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!