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「痛っ……」
なんだってんんだ、人が気持ちよく寝ていたってのに……。
俺は頭を掻きながら周りを見る、真っ白な空間が広がっており、壁や床などは無いのに、俺は立つことができる。
よくある異世界転生物か?
俺が悩んでいると、女性の声が聞こえた。
「よくある転生物で、間違い無いですよ」
俺が目の前を向くと金髪のストレートが腰まであり、サファイアのような美しい瞳をした女性がいた、女性は白い布を上手く服にして着ている。
「んー、と、アンタは天使か?それとも神か?」
「私は神ですね、天使と呼ばれる者たちは創造していません」
「へー、天使見てみたかったんだけどな」
「いわば貴方が天使になるんですよ?」
「ん?どういうこと?」
「私は世界の管理をしてきましたが、一人での限界を感じ柔軟な思考をもった者を、異世界に送ろうと考えました。天使とは神の使者なんです」
「なるほど、それが俺だと……」
「はい、山田幸助さんにはこれから転生してもらい、魔法科学世界ラグナロクに行ってもらいます」
「ラグナロクねー、大層な名前ですこと……」
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