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連勝>おまえ御狐神と 仲良くしてんじゃん
最初はすぐに解雇すんのかと思ったけど
朝食を食べた食器を返しながら
連勝が凛々蝶に質問する
すると なにやら 嬉しそうな
気まずいような 顔で黙ってしまう
つまり 記憶をたどっているのだろう
そんな 沈黙に 耐えられなくなり 先に話す
ルイ> わ 私は…仲良く やってるよ?
ただ 私のSSが B- だった事が 気がかりかな?
"仲良く" なんて言葉 嘘っぱちだ
此処に 引っ越してから 仲良くもしていない
引っ越しの 初日の 手首を掴まれてから
話づらくなっている
反ノ塚> びーまいなー?
こっそりと凛々蝶が 反ノ塚に
ルイさんの 好みランク と話すと
へぇー じゃあ 俺は? と ルイに質問する
ルイ> 私的な ランクだと "今は" A- だよ
そんな 事を話していると
璃久徒 と合流しなければ と思いだし
先に戻るね と告げて また後で と言葉を交わす
話を区切り 先に部屋に戻るルイ
エレベーターに 乗り込み
5階に降りて SS専用の部屋
つまり 璃久徒の部屋
合鍵を使い
部屋の中を見てみれば
璃久徒> 御待ちしておりました
ニコリ と微笑む 璃久徒
その 爽やか過ぎて 気持ちが悪い 笑みを見て
背筋が ゾクリとする
璃久徒の 笑みで 眠気など ぶっ飛んでいく
危険的な 野生の本能 のような感じに 近い
梵天> 一様聞くけど……
なんで 待っていたの
警戒心全開で 睨み付ける
そんな 威嚇にも 動揺する事もなく
いつもの 悪循環な笑みを 絶やさない
璃久徒> ルイが 僕を必要と
してくれるのを 今か今かと 待っていました
…何処へでも 御供します
ルイ> 後で 必要としてあげるから
今日の仕事は 主に荷物持ち だと思いなさい
タメ語と 敬語が 要り混ざった璃久徒の
口調に 少し うわぁっ と思いながらも
出掛ける 用意が出来ていたのを 確認して
凛々蝶の 部屋に向かう
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