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実戦開始 と自分に 言い聞かせ
自分の身長の 2、3倍はある
木から ふわりと 軽々飛び降りて
バキッ
わざと 足元の 小枝を 足で踏み割る
威嚇行為ともとれる 大きな音に
ビクッと 方を震わせる 子供 だけど
あの 私の事を見つけた
男の子は 何事もなかったように 無反応
そして 反射的に 私を一斉に見つめる
右目に 集中していた意識 神経などの
力を抜き 楽な状態になった所で
すうっ と瞼を上げる
右目は ギラギラと 黄金に輝いて
夕焼けに 反射して 燃えている様にも 見える
私の瞳を見た 三人は 幻覚 幻聴を見ている
自分で 作ったのではなく
夢を見るように 無意識で操作できない
子供2> ……ぁ、……ぁあ…
よほど 怖い幻覚で 顔を醜く 歪めて
恐怖して 声も出ないらしい
手足が 小刻みに震えて いつしか
ガクガクと足が 揺れて その場に倒れて
後退り 見開いたまま 一筋の涙を流し 気絶する
梵天> くふふっ ………
よくある光景だが 何度見ても 笑える
人間が 追い詰められたら 弱者はこうなる
そして強者は …というと
子供1>…く、来るな!!
よっ 寄ったら殺すぞ
死との恐怖で 意味もなく 叫び もがく
そして 追い詰められると どうなるかと言うと
これが 癖になるほど 面白いのだ
子供1> 頼む… こ、殺さないでくれ
…殺し、たら 一生呪ってやる!?
フフッ いま、私は貴方を 呪ってるんだよ?
殺す? これは幻覚 …死ぬのは勝手だけど
勿論 私は手を加えてないから 自己責任
強者は 追い詰められると 逆上し
助けを 求めるのだ
クスッ 面白いだろう?
人間は 皆こうなるんだよ
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