幼い過去と呪いの鎖

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意味がわからなかった 確かに 変化したのだから 先祖返りだとは気づく それが問題なのだ 何故なら 普通の人間や 妖怪に マニアックな人も 気づかないのが普通 口々に 化け物 とか 超能力者など 言うのが 常識なのに 彼は " 天ノ邪鬼 "と 本当に 当ててしまったのだ 偶然? 奇跡? 偶々? それにしては 出来すぎた話だ 可能性が あるなら 彼は 人間に化けた 妖怪 または 同じ 同志である先祖返り 選択肢は どちらか一つ 妖怪であるなら 逃げるか 殺す 先祖返りなら 話し合いで 解決 血に狂ったり 暗殺計画を していなければだが 梵天> ……貴方は…誰なの 番傘を構えて 相手を 呪い殺す事だけを考える 彼の答え一つで 練習から 本番へと変貌する 辺りが 闇と一体化 してきた頃に 彼は一言 ?> 今日は暗いし… もう危ない時間帯だよ? また明日に来るよ 今度は一人でね そう言い残し 帰っていく 自分の名前を さらりと名乗って 璃久徒> 大太 璃久徒 それが 僕の名だよ
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