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梵天>これからは ちよちゃん
仲良くしていこ!
少しだけ テンションが 高めにそう言うと
嬉しそうな顔で戸惑いながらも
よろしく と返してくれた
後ろでは また井戸端会議が 盛り上がり
こそこそ と話していたのが
いつしか 声がはっきり 届く声になっていた
どこで 入手したのか 分からないが
何故か 梵天家など 私の事ばかりの
情報を 大声で流していた
いやいや、噂はこわいものだな
?>おー
りりちよ 着いてたのか
隣にいるのは……?
やる気のなさげな 声をだしながら
こちらに 歩いてくる男性
"りりちよ" と呼んでいたのだから 知り合いだろう
それにしても …なんと言うか
脱力感というか そんな何か 新しい府陰気だ
凛々蝶> 何だ反ノ塚か
ふん 久しぶりだな
こちらは梵天ルイさんだ
さりげなく 私の自己紹介と
反ノ塚連勝の説明をするりりちよ
初めまして と
反ノ塚と 言われる人に 挨拶する
反ノ塚> おー よろしくなルイ
りりちよは あいかわらずだな
またムダに 悪態ついて 自己嫌悪してんの?
荷物運び 手伝いにきてやったぜー
手伝うよ? と反ノ塚が 聞いてきたが
私はすでに 荷物類は 引っ越しの時に
業者の人が 部屋に 運び入れてくれたので
気持ちだけ 受け取ります と言った
荷物運びに 来てくれるなんて
優しい人の ようだな
凛々蝶>ふん 僕も結構だ
それと 知った風な 口を聞かないで もらおうか
僕と君は ただ実家が
近所というだけの 間柄だろう?
そんな反ノ塚とは 対照的に
冷たく あしらう凛々蝶
だが 反ノ塚は 冷たい言葉に 全く動じる事はなく
えー? とだけ 曖昧と言うか 微妙な返事をする
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