突然の別れ

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俺は明日こそ言おうと覚悟を決め、前日に「明日大事な話がある」とソイツに伝えた。 するとソイツは、「なら俺も大事な話がある」と言った。 そう言って、その日は別れた。 次の日――。 俺は公園に行った。が、そこにソイツの姿は無かった。 暫く待ったが、何分経っても何時間経ってもソイツは来なかった。 引越し当日なので公園に長居することもできず、渋々家に帰ることにした。 そして、現在(イマ)――。 俺は「隣人部」と言う変な部活に入っていた。 きっかけは数ヶ月前、放課後の教室で『三日月夜空』というおかしなクラスメイトに出会った。 三日月夜空と俺は、"友達がいない"という共通する点があった。 して、三日月夜空が作ったのがこの隣人部。 部員は俺と夜空の他に5人。 柏崎星奈という理事長の一人娘。楠幸村という『真の日本男児』を目指す美少年(?)。羽瀬川小鳩という俺の中二病の妹。 志熊理科という知る人ぞ知る天才発明少女(変態)。高山マリアという夜空に騙され隣人部の顧問になったシスター。 そして、三日月夜空・・・。成績優秀、黒髪美少女だが中身が残念。俺はよく不良に勘違いされるハーフ。 これまでの俺を含まない6人との思い出は、心で否定しながらも結構楽しかったのかもしれない。 そんな隣人部メンバーとの、残念な高校生活の日々。 しかし、懐かしい。10年前に遊んでた時に、アイツはそういえばこんな事言ってたっけな・・・。
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