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少し離れた所で
車?の音がした。
「シンジのお父さん?」
首だけ伸ばして、音がした方を向きながら、耳に意識を集中させる。
………………
音が遠くなって行った。
(迎えに来てくれたんじゃないんだ…)
ガッカリしながら、兄貴達の姿を慌てて探し、
後を追う。
兄貴その1
「この草、食える!」
兄貴その2
「まじ?!」
兄貴達は、草に貪りついている。
吾が輩も、恐る恐る少しだけかじってみた。
……………………
不味くは無いけど、食えなくは無い……
気が付けば、兄貴達同様、必死に食らい付いていた。
どうやら、かなりお腹が空いてる見たいだ…
(喉渇いた…)
水を探す。
吾が輩
「兄貴ぃ~!水あるぅ?」
兄貴その1
「俺も喉渇いたから、探してるんだけど…どうやらドブ?の水しか無い様だぞ!」
兄貴その2、吾が輩
「えー!!まじぃ?」
………………………
仕方なく、ドブに向かった。
虫がいた。
ビビった!
ピョンっっと飛び出して来た。
兄貴達は、ジャンプし
両手で押さえ込み捕まえている。
そのまま口へ………
どんな感じなんだろう…と、ゴクリ…と生唾を飲み込んで感想を待つ……
兄貴その1
「草より随分旨い!」
兄貴達は、今度は必死!!
にジャンプしながら、両手で虫を捕まえては口にしている。
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