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辺りが少しずつ暗くなってきた。
とにかく、3匹で抱き合い丸くなった。とは言え一つの毛糸玉位にしか為らないが…
突然、空から
パタパタパタ……と
雨が振りだした。
夜の雨はとても冷たく感じる。
兄貴その1
「うわっ!雨だ!どっか濡れないトコ探さないと!」
兄貴その2
「大変!大変!」
キョロキョロと辺りを見回す。
吾が輩
「あ、あそこは?!」
目線の先には
とても小さな小さな溝のドラム缶…
3匹で走って行って見た。
雨は次第に強くなってくる。
そのドラム缶は、繋がってからまだ新しい様で、まだ、あまり汚れてはいなかった。
底には、所々少しだけ綺麗じゃ無い水が溜まっていた。
雨に濡れなくて、風もしのげて、水の溜まって無い所を探して、少し奥まで入った。
兄貴その1
「ここならいいかな?」
周りを見ながら鼻と耳、髭に集中して様子を伺う。
兄貴その2と吾が輩も同じ様に様子を伺う。
でも、急な睡魔に襲われ考える事が出来なくなり3匹で丸まって寝てしまう事にした。
生まれて1ヶ月経つか経たないかの夜だった。
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