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「もう少しで楽になれたのに残念ね?おじいちゃんには会えたかしら?」
母ちゃんは、笑顔でいい放つ。
「ゴホッゴホッ、じじ、じいちゃんは生きてるよ!つーか、実の息子を殺すな!!」
咳き込みながら距離をとる。
「あら、愛情表現よ?本気で殺すわけないじゃない、いやぁね、この子ったら~」
身体をくねらせながらのたまう。
〈何が愛情表現よ?だ!加減を知らない怪力ババアなだけだろ!〉
「死にたいの?」
目が妖しく光ったような気がした。
「そ、そんなことより、リュウはどこにいるんでしょうか?」
背中に冷たいものが走る。
「……………、まぁいいわ」
ふぅっと吐息を吐いて、
「リュウならカズマに呼ばれて、いつもの場所に行くって言ってたわよ。元太郎が帰ってきたら、伝えてって言ってたから、ご飯食べたらさっさと行きなさい。」
そう言うと飯台を指差す。
卓上にはすでに、食事が用意されていた。
「ご飯をよそうから、手洗ってきなさい」
そう言うと、台所へと歩いていった。
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