蒼氷の刃

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「サクラってば、新型の神機使いなんだってさ。第一部隊にまた新型が来たんだよ!」 コウタはサクラの肩に腕を回しながリーダーに報告した。 「そうですよ。アネットやフェデリコは違う部隊ですがこれで極東支部には6人の新型がいるんですよ! あ、リンドウさんは抜きで」 (えっ、6人?) サクラは疑問を浮かべる。 自分に、アリサ、リーダーそれにフェデリコとアネットと言う人では5人ではないか。と思った矢先にリーダーの後ろから声が聞こえた。 「リーダーさん。いい加減前に進んでくれませんか?」 女の子の声だった。 「あ、悪い。レキ」 リーダーは詫びを入れながら横にズレる。 するとそこには神機を持った女の子がいた。 身長は低くはないが小柄な体型のせいか、リーダーが壁になっていてサクラは全く気が付かなかった。 短髪の髪に寝癖なのか髪が一本跳ね上がっていた。 素材はいい顔だが無表情なので何か残念な感じだった。 だが、最初に気付いたのは彼女の神機だった。 それもアリサやリーダーと同じ新型の神機であった。 「サクラ、彼女は丁度1ヶ月前にこの第一部隊に配属したレキですよ」 アリサはサクラに紹介する。 さっきからリーダーの後ろで聞いていたのか、レキと呼ばれた少女はサクラを見て自己紹介をした。 「ファム・レキです。中国支部から来ました、趣味はバレット作りなので宜しくお願いしますサクラさん」
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