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ズシャッと僕の前に何か斬られる音が聞こえた。
同時に獣のような悲鳴も聞こえる。
目を瞑っているから何も分からない。
「大丈夫か!! 少年」
男の人の声が聞こえ僕は目を開ける。
「俺が来たからにはもう安全だ」
僕の前には剣を持った男の人が背を向けている。
孤児院の外からは他の人の声も聞こえた。
「クソッ、まさかアラガミ装甲が突破されるなんて」
荒っぽい口調の人が遠くからアラガミを撃っていた。
するとアラガミ達は次々と緑色の弾に撃ち抜かれて倒れていく。
この人達は意図も簡単にあの化け物を倒していった。
それから全てのアラガミを倒すのに時間は掛からなかった。
その後僕は助けてくれた人達と一緒に安全な所まで連れて行かれる。
この時僕はどんな会話をしたのかは全然覚えていなかった。
けど、あの時聞いた言葉は覚えている。
――おじさん達は一体何者なの?
この質問をしたとき男の人は振り返って答えてくれた。
『俺達は人類の敵を倒してみんなを守るゴッドイーターだ!』
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