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幼い頃から、性格は全くの真逆。だから、らんに毎日毎日虐めの標的にされ続けていた。
俺達の地域は田舎で小、中学校、毎年同じ１クラスで進んでいくから俺はらんに９年虐めにあった事になる。引っ越して欲しいと両親にねだろうとしたが妹も３人いたためお金は全然なく、今日の生活でいっぱいいっぱいの両親に何も言うことは出来なかった。
だが、俺にやっと転機が訪れた。高校は、受験するのだ。
案の定、頭の悪いらんと違う高校に行くことになった。
やっと俺は、らんの呪縛から離れられた。
高校生活では、もう虐めに会わない様に長かった髪を切り、高校生と偽りこっそりバイトして貯めたお金で眼鏡からコンタクトにかえて友達作りの参考書を沢山読んだ。
これが功を奏し、俺は虐めに会うことなく友達も出来た。しかも、彼女も出来た。
もう、らんの呪縛から離れ前を向いて歩けると思っていた。だが…唐突にらんは現れた。
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