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グルルルルルッ・・・、グルルルルルルガァァァァァァァッ!!!!!
「そんな怒らないでよぉ、相変わらず君は怖いよね。」
グルルッルルルッル・・・ッ。
「そうだね、君も死ぬのが怖いか。僕もだよ?
けど1人で死ぬより、みんなに見守られたまま死んだ方が良いと思わない?
・・・僕は嫌だけどねぇ!」
ズシュッッ・・・・・ブシャアアッァァッアアアアッ!!!!!
「あらぁ、残念。狂犬って聞いたからもっとグワァッって来ると思ってたよ?」
僕は海怨寺葉月。
自分で自己紹介なんて痛い人だけど簡単な説明だけしておくよ。
この世界は・・・この場所は腐ってる。
これだけ。
これ以上喋ることはないし、喋ることもこの先ないだろう。
僕はただの実験台。必要なことなんて何も教えてくれない。
ただ・・・ただ、兄さんの傍にいることだけが僕の幸せであり、
―僕の居場所だ。
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