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空を仰ぐと綺麗な青があり、白くて柔らかそうな雲がある。
綺麗な空。
でも、それはまるで嘘のような景色。
空はきっと黒くて、本当に真っ黒で。
白い雲なんて、存在しないもの。
空さえ、あっていいかわからない。
あの綺麗な青は、どうやったら存在出来るのだろう?
誰がつくったのだろう?
なんで、青なのだろう?
夕日は、赤い。
赤く世界を照らす。
人々を、照らす。
溢れるその人々は、生きているコトが当たり前で、それでいて、死にゆくコトが当たり前で。
誰が塗りたくって、この青が出せるのか。
誰が塗りたくって、この赤が出せるのか。
たくさんいる中の、誰かが、そうしてるのだろうか………
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