原罪…始まりの罪

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「大丈夫、まだやり直せるさ」 と彼は言うけれど…… 「無理よ! だって、もう………」 家の外で 横たわる 一人の熊<女>の亡骸と ミルクで満ちた 小さなガラスの小瓶… そうあの熊は…女は この子たちの 本当のお母さん… 私がこの手で 殺した… この子 たちの… 本当の親… 彼と一緒に その女の亡骸を森の中に埋めて ガラスの小瓶は 中身を棄てて 森の中へと投げ捨てた。
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