明けつ方

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明けつ方 透ける様な紺色の空に 星々の残影が瞬く それは何処までも澄んだ天の 涯てのない深みからの揺らめきなのか 今も尚きみの明日をそこに探す そしてその度にこの疲弊した胸が疼く 未だ癒えない傷口を晒したまま きみの居ない日々が繰り返されて行く 空しく吹き抜けるだけの風 目の前を過ぎて行くだけの「時」 全ては意味を失なっていた そして意味を持たない枠組みの中で 極めて個人的な時間を 尚も生きている 極めて個人的な 小さな存在          
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