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一年前のあの日…
俺は一人でたいして強くもないくせにハイペースで飲みまくり、朦朧とした意識のまま店を後にし、ユウの所へ向かった。
怒りをぶつけたかったのか?
慰めてもらいたかったのか?
何故か俺はユウの所へと行った。
扉を開けたユウは、一瞬驚いた顔をしてからふわりと優しく微笑み中へと入れてくれた。
「智…?」
コーヒーをいれコトリとカップをテーブルに置いてくれたユウに、俺は今までの胸にためたものを泣きながらぶつけた。
困惑するユウにさらに飛びかかり押し倒すと、ユウの綺麗な顔を殴り付けようとし、あまりの愚かな行為に情けなくて俺はユウの上で泣いた…
「智…ごめん…ごめん…」
ユウは起き上がり俺の体を寝かせると口づけをし、服を脱がせていった。
「智…智……俺、智のこと…ずっと好きだったから…高校の頃からずっと好きだったから…俺がどんな気持ちで指輪を選んでたか…わかる?」
ユウは俺を快楽へと誘う。
「でも、だからって、こんな弱ってる智につけこむようなことして…ごめん。俺、やり方きたないよね。智…ごめんね」
ユウは自分の準備をしながら、ただ荒い呼吸の俺に謝り続けている。
長く細い指で再び俺を膨張させると…
「智…ごめん……大好き…だから…」
ユウは俺にゆっくり腰を下ろした。
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