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智…指輪は俺が貰ったよ。
ねえ、気づいてた？
指輪の文字に、俺は任せっきりの智に内緒で願いを込めてたんだ。
Always with Yu T to Y
聞かれたら、彼女の名前で誤魔化すつもりだったんだ。
俺はいつも一緒にいるよ…ずっと…ずっと…
「ねえ、あの部屋の若い男性の話、聞いた？」
「仕事に来ないから、同僚が様子を見に来て発見したらしいわね」
「ええ。でも、その同僚もびっくりしたらしいわよ。前の日に別れた時はそんなことなかったのに、発見した時にはね…」
「どうしたの？」
「髪は真っ白になって、恐怖で目を見開いたような、そんな状態だったんだって」
「本当に？」
「いったい…何を見たのかしらね。心臓が止まってしまうほどだから、よっぽどだったんでしょうね」
○おわりんご○
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